'80年代の輸入盤CDはヤバイ

a0024360_02148.jpgCDの耐久性・耐用年数に関する話は、何年か前にもクローズアップされたことがあって、そのころ手持ちのCDを片っ端からライトにかざして見たものです。

その結果をふまえて言うと、'80年代の輸入盤は特にヤバイ。

右の写真は手持ちCDを先ほど撮影したもので、上が「Virginia Astley/Hope in a Darkened Heart」(WEA/242039-2・'86独盤)、下が「Neworder/Technique」(Qwest/9 25845-2・'89米盤) 。

「Neworder/Technique」の目視できるアルミ蒸着層腐食は外周部のみですが、オーディオセットで再生すると全体的にノイズが乗った音になっていました。目視不能な、ミクロな侵食が進んでいるのかも……。PCのドライブではノイズレスで再生できたので、即バックアップ!(バックアップしたCD-Rは、先程のオーディオセットでもノイスレスで再生できました)

「Virginia Astley/Hope in a Darkened Heart」にいたっては指紋の跡がわかるほどなので、もはや保護層がその役目を果たしていないのかもしれません。幸い再生自体は問題なかったので、こちらもCD-Rにバックアップして事なきを得ましたが。

もっとも、80年代の輸入盤CDが全部ダメというわけでもなく、例えば「Marine Girls/Lazy Ways・Beach Party」(Cherry Red/CD MRED 44・'88英盤)や「Andreas Vollenweider/Down To The Moon」(CBS/MK42255・'86米盤)は、穴も腐食も一切ナシ。音の方も問題ないようです。どれも同じ場所で保管していたので、保存環境は大差ないと思うんですよ。結局のところ、CDの寿命はプレス工場(生産ライン)の劣悪さにもかなり左右されますな。

まあ、モノに寿命があるのは致し方ないとして、困るのが廃盤・製造中止になっているタイトルなんですよね。前述のVirginia Astleyは廃盤になってますから、これが聞けなくなるとヒジョーに困ります(坂本龍一プロデュースの名盤なので、再発してくれてもいいのに)。と同時に、今回問題の起きたCDにガッチガチのコピープロテクションが施されていたとしたら……と想像すると憂鬱な気持ちになるのです。

今持っているDVDやCDは20~30年後、果たして問題なく再生できるのでしょうか。。「DVDやゲームのコピーツールをめぐる一連の著作権侵害訴訟が原因で、321 Studiosが破産保護申請の準備を進めている」といった記事を見るにつけ、将来が心配です。

もしくは音楽・映像をパッケージで購入する時代から、コンテンツへのアクセス権を購入する時代(=購入したコンテンツへのネットワークを通じたアクセスが半永久的に保証される時代)へスムースに移行してくれれば良いのですが、著作権者・著作隣接権者のエゴが強すぎると、事はそう簡単に運ばないようにも思えます。そもそも、彼らは現時点で十分エゴイスティックですしね。

本日購入したCD:
山下達郎/FOR YOU
ザ・ドリフターズ/ドリフのシングルコレクション
高橋真梨子/The Best
(amazon.co.jpのバーゲンコーナー)
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by toshi-u | 2004-06-19 00:23 | 音楽


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