Daisy Musicと247MUSIC

以下は、'04.6.3青山CAYで行われた「佐野元春 新レーベル(DaisyMusic)設立記念ミニライブ」での佐野元春氏の発言です(YAHOO! JAPAN NEWS芸能会見より聞き起こし・抜粋)。

昔はシンガーやシンガーソングライター・アーティストっていうのは、それほど一人一人違いはなかったのかもしれない。でも今の時代はクリエイター・ミュージシャン一人一人が恐ろしく十人十色というか、それぞれに個性と独特のアティテュード(姿勢)を持っているんですよね。ちょっと生意気なこと言って叱られるかもしれないけど、メジャーカンパニーはどうしても大百貨店ですから、そうした個性をきちんとひとつひとつ丁寧に扱うことができなくなってきてるかもしれない。僕のレーベルはスモールレーベルなんだけれども、まずは、クリエイティビティ=クリエイターの自由といったものを優先して、しかしディストリビューション(流通)はメジャーで行うというメジャー・インディペンデントな、そういう考えをきちんとやっていけるレーベルにしたいなって思ってるんですね。米国にも、またヨーロッパ・イギリスにも、手本とするような良い独立レーベルがたくさんありますので、彼らのやって来たことをひとつひとつ自分なりに検証しながら、「この日本でどんなことができるかな」ということを楽しく考え、そして実行していきたいと思っています。

この前、あるテレビに出演させて頂いて、そのインタビュアーの方がいろいろと質問なさってきて「今どんな気持ちなんですか?」って言われて。僕はそのときパッと適切な言葉が思い浮かばなかったんだけれども、ちょっと口が滑っちゃって「死ぬまで18歳の気持ちです」なんて言っちゃったんでね(※)。でも考えてみたら、ロックンロール音楽大好きでここまでやってきて、まだ嫌いじゃないし、なんか「死ぬまで18歳」ってすごいフィロソフィー(哲学)だなって思って。だから、一言で今の気持ちを言えばそれに関係してるかもしれないけれど「Let's Rock'n Roll」って感じ。
※'04.5.29OA「僕らの音楽」(フジテレビ系)での鳥越俊太郎氏との対談における発言


佐野氏の場合「アーティストがメジャーを飛び出した」ケースですが、逆に「エピック設立メンバーが会社を辞めて興したインディペンデントレーベル」というものもあります。丸山茂雄氏(元SME代表取締役社長)が主宰する247MUSICです。About247MUSICには次のように書かれています。

どのようなレコード会社も、少人数の所帯でスタートした創設時には「自分の信じていること」と「会社がめざすこと」が一致していてみんながハッピーでした。ですが、組織が肥大化するに従って「伝言ゲーム」はうまく伝わらなくなります。宣伝マンは制作チームが作ってきた作品を組織の論理で盲目的にプロモーションするようになるのです。「伝言ゲーム」の駒となる全員が、同じように感動と喜びを共有できないとしたら、音楽産業という仕事に何の意味があるのかと、私は考えるのです。私はもう一度、原点に立ち返って、それぞれのスタッフが「自分がいいなあ」と思えるものをユーザーにダイレクトに届ける仕事を始めたいと思っています。

立場が違うため表現は異なるものの、前述の佐野氏のメジャーレーベルに対する見解とも符合すると考えてよさそうです。そして一音楽ファンとしては丸山氏の理念に共感を覚えてしまうわけです(about label founder247MUSICのミッションガイアの夜明け・バックナンバーもご覧になられるとよいでしょう)。なお、丸山氏は現在SCE取締役でもありますが、執行から離れたポジションにあるようです。

本日購入したCD:
Sharon Shannon & Friends/The Diamond Mountain Sessions
Rurutia/Promised Land



d.e.plusさんが作成された「CD輸入規制/改正著作権法のBlogリスト」にリンクを張らせていただきました。
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by toshi-u | 2004-06-11 23:09 | 音楽


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