著作権法改正案

いわゆるCD輸入権の問題。

拙者は断固反対の立場であります。

でもね、今日の衆議院文部科学委員会に参考人として招致されたRIAJ依田会長の発言を聞いてたら、もしかすると、もはやレコード会社は音楽ファンを疎ましいとすら思っているのかもしれない。と思った。

レコード会社が売りたいものにだけ集中的にリソースを投下して大量に売った方が効率がいいに決まってますから。リスナーに音楽的なこだわりがあったりすると、それは商売のジャマにしかならない。耳の肥えたリスナーを速やかに淘汰したいのでしょう。少なくとも依田会長はそう考えていそうです。

それと、今日の依田氏の発言で、なぜ自分の中で依田氏に対する不信感が募るのかがやっと判明しました。氏はリスナーには性悪説を、同業者には性善説を唱えている。「リスナーがCDコピーによって著作権侵害を犯さないようCCCDを導入」する反面、確約も得ないまま「五大メジャーを始めとする欧米レコード会社が輸入権を行使することはないはず」って、それじゃリスナーの反感を買うのも当然だし、信じろというほうが無理。

ともあれ、音楽、というよりCCCDの大量生産・消費というサイクルを作るには、音楽鎖国してリスナーの質を低下させ、単なる消費者にするのが手っ取り早いわけですね。これ考えた人、頭いいよね。でも、そんな低質な音楽は海外で売れないでしょうから、還流の心配も要りません……というところまでは考えが及ばなかったのかな。

ところで、本日質疑に立った公明党・富田茂之先生の下には「誰だか知らない人からもこの件に関する意見が大量に寄せられた」とのこと。それでも、本法案は今国会で必ず通す決意だそうです。つまり、知人の多い業界団体の意見は聞くけど、その他多くの日本国民の声を聞く耳は持たないようです(それにしても有権者を「誰だか知らない人」呼ばわりするのもかなり乱暴で失礼です)。もう少しオープンな党かと思っていましたが、自民党より頑なな姿勢に失望。

しかし、まだ望みを捨てたわけではないのです。明日の審議にも注目していきたい。

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by toshi-u | 2004-06-01 20:58 | レコード輸入権


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